アニメ『ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。』で注目の「三月のパンタシア」ってどんなグループ?
2018/11/28 コラム
現在好評放送中のアニメ『ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。』(通称・ベルまま。)。
『月刊少年ガンガン』でmatobaが連載中の本作は、大悪魔・ベルゼブブを中心に個性的な悪魔たちの日常が「ゆるふわ」に描かれており、ペールトーンのかわいいビジュアルが話題になっています。
そんな本作で、OPテーマの『ピンクレモネード』を担当しているのが三月のパンタシアです。この記事では彼らの魅力がサクッとわかるように、5つのポイントに絞ってお届けします。
みあを中心としたクリエイターユニット
三月のパンタシアは、みあを中心としたクリエイターユニット。ボーカリスト・みあを中心に、ボカロP(ボーカロイドの楽曲制作者)として活躍するコンポーザーやイラストレーター、ノベリストなど複数のクリエイターから構成されています。
ユニットのコンセプトは「終わりと始まりの物語を空想するボーカル『みあ』を中心としたプロジェクト」。バンド名に使用されている「パンタシア」という単語は、ラテン語で「空想」の意味をあらわします。
また、そんなコンセプトの一方で、公式サイトではみあ以外のメンバーのプロフィールは記載されておらず、あくまで彼女主体のユニットであることが暗示されています。
イラスト、小説など、世界観をいろんな角度で楽しめる
三月のパンタシアのMVには、楽曲の世界観に沿ったイラストが使用されており、その世界観を歌の面以外からも楽しむことができます。
ネットの世界で活躍するメンバーが集ったユニットならでは、と言えるでしょう。
また同ユニットは、楽曲と連動したノベライズ企画、イラスト企画を行なっていることもポイント。例えば2016年には、ケータイ小説サイト「野いちご」とコラボレートして、テーマ曲『ブラックボードイレイザー』を基に執筆された作品を募集するというコンテストを開催。
🍋「ピンクレモネード」イラストコンテスト🍋
現在の投稿作品は[pixiv]にて #三パシイラコン でご覧いただけます→https://t.co/p1gnPXO2Ba
投稿いただいた皆さまありがとうございます☺️まだまだ募集中ですので、皆さま、ぜひ奮ってご参加ください!
— 三月のパンタシア(スタッフ) (@3pasi_official) October 1, 2018
『ピンクレモネード』でもイラストコンテストを行なっており、投稿作品はpixivで見ることができます。
楽曲の制作に多くのクリエイターたちが参加している
また、多くのメンバー、外部作詞家・作曲家によって生み出される楽曲の多彩さもポイントです。
たとえば、メンバーが手がけたものをあげると、ピアノとストリングスの旋律が美しいバラード曲である『あのときの歌』は40mPが作詞作曲、どこか童謡のメロディを感じさせるイントロでありながらも力強いボーカルが楽しめる『day break』はすこっぷが作詞作曲、歪んだギターの音色が印象的なミディアムチューン『イタイ』はbuzzGが作詞作曲するなど、これまでに発表されている楽曲は、作った人が綺麗にバラけています。
一方で、メジャーデビューシングルの『はじまりの速度』は、同曲がED曲に採用されたアニメ『キズナイーバー』のシリーズ構成・脚本を務め、また『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』などで知られる岡田麿里が作詞を担当するなど、外部のクリエイターとのコラボも。
いい意味で枠に縛られていない多彩な楽曲は、多彩なクリエイターの参加によって生み出されています。
童謡を思わせるピュアな楽曲にぴったり合うボーカルの声
ボーカル・みあの歌声も、同ユニットの魅力のひとつです。儚さ、純粋さ、透き通っているなどと評されるその歌声は、非常に清涼感に満ちていて、聞く人の心を落ち着けてくれます。
また三月のパンタシア自体、童謡を思わせるような落ち着いたテンポの楽曲も多く、その点でも彼女の優しい歌声が活かされていると言えます。
ライブでしか見られない素顔
そんな本ユニットは、顔を出さずに活動しているのも特徴です。
MAN WITH A MISSION以降、コレサワなど、徐々に増えてきている印象の活動スタイルですが、「ライブで顔を見られる」というのは、ゲンキンですがやっぱり魅力ですよね(笑)
以上が三月のパンタシアの紹介です。良質なポップスを届けるユニットとして、今後もアニメへの楽曲提供が続いていくのではないでしょうか。
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