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ファンクってどんな音楽?

よく耳にする「ファンク」というジャンル。曲を聴くと、なんとなくカッコいい感じはするものの、具体的にどういった音楽なのか説明するのは難しいのではないでしょうか。

この記事ではそんな、「ファンク」という音楽ジャンルについて簡単に解説します。

ファンクとは

ファンクとは、アフリカ系アメリカ人をルーツとするブラック・ミュージックのジャンルのひとつです。リズムに重点が置かれるブラック・ミュージックの中でも特にノリのいいもので、「ファンキー」という言葉と同じ語源のもの。特徴としては、「16ビート」という細かいリズムの取り方、反復されるフレーズ、前面に出て曲をリードするベース、チャカチャカと歯切れよくリズムを刻むギターなどが特徴です。

ファンクは1960年代にJames Brown(ジェームス・ブラウン)がその原型をかたち作り、1970年代にジョージ・クリントンが中心となって結成されたグループ「Pファンク」に所属する2つのバンド、「パーラメント」と「ファンカデリック」によって確立されました。

「ゲロッパ!」で有名なJames Brownの代表曲がこちら。

James Brown “Sex Machine”

MVに登場している人々は曲に合わせて体を動かしていますが、音をためるようにしてリズムに遅れてノっているのがわかると思います。このノリが生み出す高揚感がファンクの大きな魅力です。

現在のファンク

ファンクは1980年代後半に衰退しますが、ヒップホップ、ハウス、アシッドジャズやファンクロックなど様々な音楽ジャンルに影響を与えました。

そして2010年代後半、Bruno Mars(ブルーノ・マーズ)がボーカルとして参加したMark Ronson(マーク・ロンソン)の “UpTown Funk!” がヒットするなど、ファンクのリバイバルが注目されています。

Mark Ronson “Uptown Funk ft. Bruno Mars”

 

また現在の日本の音楽シーンにおいても、ファンクの影響を受けた多くのバンドが活躍中です。たとえばCHAI(チャイ)の楽曲には、ベースを主体とした構成など、ファンクをはじめとするブラックミュージックの要素が顕著に感じられます。

CHAI『NEO』

 

ファンクは長い歴史を持ち、多義的で、広い範囲に影響を与えながら進化し続ける音楽です。プレイリストなどを利用しつつ、多種多様なファンクミュージックにぜひ触れてみてください。

 

Writer
snacc編集部

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