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【箇条書きライブレポ】GANG PARADE、水も飲まずに踊り明かす120分間の鉄人ライブ

2018年9月20日にZepp Tokyoで開催された、GANG PARADE(ギャンパレ)の全国ツアーファイナル。
その模様が収録されたライブBlu-ray『GANG PARADE oneman live at Zepp Tokyo』が12月11日に発売された。

ここでは、ライブ当日の様子をギュッと凝縮してお届けする。

見所ポイント:120分間ノンストップ、まるでアスリートのライブ

◯新メンバー、月ノウサギとハルナ・バッ・チーンが加入し、新体制9人で初のツアー最終日

◯ギャンパレ史上、最大級のキャパシティとなる念願のZepp Tokyo公演

◯ギャンパレのグループテーマは「みんなの遊び場」、ファンの総称は「遊び人」

◯定期的にメンバーが100キロマラソンを完走するなど、フィジカルに優れているのも特徴

◯ギャンパレはすべてのライブ、イベントが撮影フリーで、スマートフォンや本格的な一眼レフカメラを構えて撮影する観客も多い

箇条書きレポート:コントもパンストもギャンパレらしく

◯オープニング映像では、メンバーが今後の目標をひとりずつ語った。「天上天下唯我独尊」をキャッチフレーズに掲げるメンバーのユイ・ガ・ドクソンは「売れたいですね。売れるというのは紅白出場です!」

◯それぞれ手にハンドライトを付けて登場し、ライブ定番曲『FOUL』からスタート

◯BiSの名曲『nerve』の振り付けを取り入れた『pretty pretty good』では、会場も一体となって踊り盛り上がる。序盤からすでにメンバーも観客も汗だく

◯『3rd FLOOR BOYFRIEND』は子猫のかわいらしい動きを取り入れた、ギャンパレでは珍しいアイドルソング。曲中には「にゃー」というコールも

◯ライブ中盤には恒例のコントも。天の声的な役割を務めた月ノウサギから、カミヤサキに対して「坊主は黙ってろ」、ココ・パーティン・ココに対して「ブスは黙ってろ」などの鋭いツッコミが飛ぶ

◯『WE ARE the IDOL』ではメンバーがパンストを被るのが恒例。「絶対ヤダ」と駄々をこねる月ノウサギを見かねたキャン・GP・マイカが「マイカがやるから!」と先輩らしさを見せるも、結局月ノウサギが被ることに

◯時折、モニターにパンストを被った月ノウサギのアップが映り、「このままやりまーす!!」と宣言。マイカは仏のような表情。

◯続く『BREAKING THE ROAD』では、パンストを脱いで片手に持った月ノウサギがお立ち台で観客を煽る場面も

◯「オリンピックまで待てない」とひたすら繰り返す『イミナイウタ』では、メンバーのソロダンス、ココの側転が披露される

◯低音サウンドが光るグループ名を冠した『GANG PARADE』。キャッチコピーが「愚連隊アイドル」のギャンパレらしく、バイクを運転しているかのような振り付け

◯MCではコミカルな部分もありつつ、メンバーと「遊び人」たちに感謝を伝える感動的な場面も

◯2018年3月に加入した月ノウサギは「自分がグループの壊したくないものも壊してしまったと感じたこともある」「でも全部意味があったと気付かせてくれたのはメンバーと遊び人です」などと語った

◯『Plastic 2 Mercy』は、GANG PARADEを象徴すると言っても過言ではない楽曲。メンバー、観客が一体となって肩を組みながら左右に移動するなど、この日一番の盛り上がり

◯アンコールは、9月リリースの最新シングル『CAN’T STOP』。ステージに設置されたモニターにはメンバーの幼少時代の写真が次々と映し出される。「初めてかみの毛を切りました」という、メンバーの母によると思われる手描きの文章も

◯途中で短いコントやMCは挟むものの、ステージ上で水を飲むこともなくほぼノンストップで120分間踊り、歌い続けたライブとなった

まとめ:ギャンパレの「上に行きたい」熱意

前身グループ「POP」時代から含め、これまでメンバーチェンジを繰り返しながら幾多の困難を乗り越えた末の念願のZepp Tokyoワンマンライブということもあり、開演前から会場内は「遊び人」たちの熱気で包まれていた。

それに呼応するかのようにメンバーたちもそれぞれの個性を活かした熱いパフォーマンスでさらに会場を盛り上げ、その熱気は2階席にまで届いてくるほど。

同じ所属事務所「WACK」で活動するBiSH、BiS、EMPiREなどのグループの中でもGANG PARADEの成長は著しい。

最後の一礼は深々と、とても長く。「もっと上に行きたい」、そんな気持ちが観客にまでありありと伝わってくるライブであった。

(永山あるみ)

 


 

[リリース情報]
GANG PARADE oneman live at Zepp Tokyo[Blu-ray Disc+CD]
価格:10,800円(税込)
販売ページ:GANG PARADE oneman live at Zepp Tokyo – TOWER RECORDS ONLINE

Editor
田島 太陽

編集者。過去に「LoGiRL」(テレビ朝日)記事コンテンツ、AKB48公式アプリ「AiKaBu」、「ももクロくらぶ 秘密の部屋」「anan×乃木坂46 SPECIAL BOOK」などの編集を担当。「ナタリー」「CINRA」「週刊プレイボーイ」「TV Bros.」「Quick Japan」などで執筆。

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