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あいみょんだけじゃない! 若手女性シンガーソングライター5選

時代ごとの人々の心模様を映し出すシンガーソングライターたち。近年では特にあいみょんが注目を集め、TV出演で話題になってから発表した『マリーゴールド』も多くの人に共感を持って受け入れられています。
そして今、聴く人が「自分のことだ」と思えるような胸に刺さる歌詞や、一度聴いたらすぐ口ずさめるようなポップなメロディセンスを持ったアーティストは、何もあいみょんだけではありません。

この記事ではそういった、今の時代に刺さる女性シンガーソングライターを厳選して5名ご紹介します。

あいみょん

『愛を伝えたいだとか』『君はロックを聴かない』などの曲が音楽番組『関ジャム 完全燃SHOW』で蔦谷好位置・いしわたり淳治といったプロデューサーから絶賛され、一気に注目を集めました。

ほかにも『貴方解剖純愛歌 〜死ね〜』など、一瞬ぎょっとするような鮮烈な感情を斬新な言葉選びで歌い、また耳に残りやすいメロディを生み出すサウンド面の手腕も高く評価されており、詞・曲の両面で若い女性の心を掴んでいます。

吉澤佳代子

同じく『関ジャム 完全燃SHOW』で絶賛された、朝帰りする女性の心情を歌う『残ってる』をはじめとして、ひと癖ある楽曲の数々を世に送り出しています。

子供時代に思いを馳せる『ストッキング』、東京の情景を繊細に描写する『東京絶景』など、美しい言葉で綴られたポップソングを数多く送り出すいっぽう、『ケケケ』ではムダ毛の悩みを70〜80年代頃の歌謡曲やアニソンのテイストで歌い、『地獄タクシー』では夫を手にかけた婦人の逃避行を描くなど、トリッキーな作風も光ります。作品ごとの振り幅が非常に広いといえるでしょう。

シバノソウ

東京の中央線沿いの地域で生まれ育った19歳。
筋肉少女帯や人生(電気グルーヴの前身グループ)の所属した「ナゴムレコード」の熱狂的ファン「ナゴムギャル」だった母と元プロのサックス奏者の父を持ち、生粋のサブカル系としての素養を持ちながら、楽曲は聴く人を選ばないポップソング。

歌詞は、学校生活の息苦しさを歌った『スクールフィクション』など、生きづらさを抱える人に寄り添ったもの。サウンドは、シンガーソングライターでありながらバンド形態のものが多く、これはナンバーガールやスーパーカーなどのバンドを敬愛していることから。ほかにも、シューゲイザーやドリームポップといったスローで浮遊感のある音楽性のバンドを愛好。それらのバンドからの影響が少しずつにじみ出ていながらも、非常にストレートでキャッチーな楽曲を作り歌うアーティストです。

コレサワ

ロングヘアのクマのかぶりもので顔を隠した姿が印象的。彼女を語る上で、動画アプリ「Tik Tok」の存在は欠かせないでしょう。
付き合いたい男性のタイプについて綴った『あたしを彼女にしたいなら』や、男性の視点から喫煙者の彼女との別れを歌った『たばこ』などの楽曲は、どれもTik Tokにおいてリップシンク動画のBGMとして大人気。

ほかにも売れないバンドを好きな「あたし」と人気のバンドばかりを好んで聴く「君」との関係性を歌った『君のバンド』など、非常に具体的でリアルな恋愛模様を描く作風で、高校生を中心とした若い女性から支持を集めています。

みゆな

週刊少年ジャンプで連載中のファンタジー漫画『ブラッククローバー』。好調のアニメは第5クールに突入しましたが、そのオープニング曲・エンディング曲両方を担当するのがこのみゆな。

アマチュアバンド向けの音楽配信サイト「Eggs」に突如現れ、ギター1本で弾き語ったデモ曲が注目を浴びました。16歳の高校1年生ながら、落ち着いた雰囲気の、そして確固たる歌唱力を感じさせる伸びやかな歌声が持ち味。メジャーデビュー曲がいきなり人気アニメのオープニング・エンディング両方に起用されるとあって注目を集めましたが、それにばっちり応える実力派シンガーです。

 

平石 ゲル
Writer
平石 ゲル

ライター。音楽・ファッション・エンタメ系メディアに寄稿。

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