アカデミー賞「歌曲賞」とは?2016年から2018年の受賞曲をご紹介
2018/12/25 コラム
2018年3月にアメリカ・ハリウッドで行われた第90回アカデミー賞。
作品賞を受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』は、この賞に加え、監督賞、美術賞、作曲賞の合計4部門での受賞となりました。
見たことはないけれど映画のタイトルだけは聞いたことがある、という方もいるのではないでしょうか。
ところで、アカデミー賞には「歌曲賞」というものがあるのをご存じですか?この記事では歌曲賞の解説とともに、過去3年間の受賞曲をご紹介します。
そもそもアカデミー賞って?
アカデミー歌曲賞の説明をする前に、アカデミー賞の解説を簡単に。
アカデミー賞とは、世界的にも知名度が高いアメリカの映画賞のこと。この映画賞には、上記にあげた賞以外にも、名誉賞や衣装デザイン賞など、映画に関わる24の賞があります。
アカデミー歌曲賞とは?
アカデミー歌曲賞(アカデミーかきょくしょう)とは、映画のために制作されたオリジナル楽曲を表彰するものです。ノミネートされる楽曲はそれぞれの劇中もしくはエンドロールに使用されています。
2016年
2016年の歌曲賞はギャング映画『007』シリーズの24作目となった『007 スペクター』の主題歌 “Writing’s On The Wall” でした。
”Writing’s On The Wall” を歌ったのは、2012年より活動するイギリスのシンガーソングライター・Sam Smith(サム・スミス)。
この楽曲は2015年にリリースされ、イギリスのUKチャートで第1位となったことでギネス記録にも認定されました。
2017年
2017年の歌曲賞はミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』の “City of Stars” でした。主人公エマがセバスチャンのジャズの店に訪れたシーンで流れていた楽曲です。
これを歌うのはカナダの俳優およびミュージシャンのRyan Thomas Gosling(ライアン・ゴズリング)。彼はこの年の主演男優賞にもノミネートされました。
2018年
2018年の歌曲賞はアニメ映画『リメンバー・ミー』の “Remember Me” でした。劇中では3度この楽曲が流れますが、実は全て異なるアーティストが歌っています。
メキシコの俳優・Gael García Bernal(ガエル・ガルシア・ベルナル)、アメリカのR&Bシンガー・Miguel(ミゲル)、メキシコのシンガーソングライター・Natalia Lafourcade(ナタリア・ラフォルカデ)です。
中でもMiguelは2011年にグラミー賞「ベストR&Bソング」にノミネートされている実力派のR&Bシンガーです。
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