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白熱のラップバトルを現場観戦!日本の主な大会を紹介

テレビ番組『フリースタイルダンジョン』開始を大きな転機として、即興ラップの腕を競うフリースタイルMCバトルが日本でさらに広く認知されるようになりました。

ラップのことをもっと知りたい、ラップバトルの熱気を現場で体験したいという方もいるのでないでしょうか?
ここでは、日本国内で開催されている主なラップバトルの大会をご紹介します。

都道府県代表がぶつかる! ULTIMATE MC BATTLE

『ULTIMATE MC BATTLE(UMB)』は1年に1度開催されるバトル大会。都道府県予選での勝者47人と敗者復活枠から1人、計48人が試合を繰り広げます。

初回は2005年。近年では新木場STUDIO COASTで開催され、1万人以上の観客が集まる人気ぶりです。

こちらの動画は、東京代表のDOTAMAvs大阪代表ふぁんくによる2017年決勝の模様。
「人の話聞いてねえ単なる揚げ足取りだ!」と熱く攻めこむDOTAMAに対して、ふぁんくの「おまえ/よりも/ラップ/できて/フロウ/できて/リズム/よくて/韻も/踏めて/何も/かもが」と3文字区切りのフロウが光ります。

芸人の大会など企画力がウリ! 戦極MCBATTLE

『戦極MCBATTLE』は各地区の予選を勝ち上がったラッパーが戦うMCバトル大会。関連企画も数多く開催されています。

初回は2012年(前身企画は2007年からスタート)。現在はZeppダイバーシティ東京などを舞台に熱戦が繰り広げられています。とろサーモン久保田や、レイザーラモンRGなども出場した、お笑い芸人のラッパーNo.1決定戦など、趣向に富んだ企画力も人気の秘訣。

こちらは池袋パルコとコラボした「ファッションチェックMCバトル」。
UMBで優勝経験のある実力派・鎮座DOPENESSと、長野出身の若手ラッパーのMCニガリa.k.a.赤い稲妻の対戦です。

当時35歳の鎮座DOPENESSによる「好き勝手やってきてる35年だよ」に20歳のMCニガリが「残りの15年楽しみで仕方ねえ」と返すなど、アンサーがうまくハマった好試合といえます。

ボディタッチありのガチバトル! THE 罵倒

『THE 罵倒』は関東6県での予選勝利者に加え、特別枠で数名の刺客が参加する大会です。

この企画の歴史は2008年から。対戦者同士のボディタッチが許可されている唯一の大会で、「罵倒」という名前どおりに緊迫した対戦を見ることができます。

2017年大会ダイジェストより、いきなりのボディタッチから始まる白熱の一戦です。対決するのは元ボクサーで浅草のステーキ屋料理長として働くはなびと、滋賀出身の蛇。

「線香花火じゃなくてよかったね」「ふざけんじゃねえ現場叩き上げのはなびだぜ」といった緊迫したやりとりが見どころです。

真打ち決定戦! KING OF KINGS

『KING OF KINGS(KOK)』は地方予選の勝者と『戦極MCBATTLE』、『THE 罵倒』などの優勝者が集う大会です。他大会の優勝者が参加していることもあり、非常にハイレベルな大会としても知られています。

初回は2015年であり、イベントとしてまだ歴史が浅いものの、審査結果がネット上で議論になるなど、すでに高い注目を集めています。

解説付きの2017年決勝、再延長戦の模様です。

ここでぶつかったのは、同じ宮崎出身のGADOROとMOL53。「剣道だったら面、胴、小手ってコイツの相手は面倒くせえ/いかれてる俺はジェントルメン」(GADORO)、「お前はきれいなのかよ/お口にモンダミン/それじゃつまんない/まるでみのもんた氏」(MOL53)と、ひと味違うワードセンスが光るバトルです。

 

ラップバトルでは、審査員だけでなく観客の歓声も勝敗を左右します。ぜひ現場で熱気を感じ、判定に参加してみてください。

(小池直也)

 

Writer
snacc編集部

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