MENUボタン

アコースティックギターの「アコースティック」って何?エレキギターとの違いは?

アコースティックギター、アコースティックアレンジにアコースティックライブ……と、よく使われるアコースティックという言葉。

「なんとなく意味はわかっているものの、はっきりとどういう意味なのかは知らない」と思う方も多いのではないでしょうか。

この記事ではそんなアコースティックについて解説します。

 

アコースティックの原義

「アコースティック(Acoustic)」は、もともと「音響の」「聴覚の」といった意味を持つ言葉。「アコースティックス」といえば音響学を指します。

では、アコースティックギターは「音響のギター」という意味なのでしょうか。ちょっと違和感がありますね。

現在では意味が派生して、電気的な機器や装置を用いない、生音であることをアコースティックと言います。つまりアコースティックギターは、エレクトリックギターと対になる言葉となります。

ちなみに “Acostic” の発音は「アクースティック」の方が近いのだそうです。

 

フォークギターとかクラシックギターとかアコースティックギターに似たもの

エレクトリックギターではない生の音を出すギターといえば、フォークギターやクラシックギターもありますよね。これは、アコースティックギターと何が違うのでしょうか。

結論から言ってしまえば、フォークギターもクラシックギターもアコースティックギターの1種です。

アコースティックギターのなかでも金属弦(主にスチール)を張るものをフォークギター、ナイロン弦を張るのものをクラシックギターと呼びます。

とは言え、アコースティックギターと聞くとなんとなくフォークギターのイメージが湧きませんか? それは、日本ではほとんどの場合「フォークギター」=「 アコースティックギター」として言葉が使われてきたからです。

 

アコースティックはギターだけ?

アコースティックという言葉は、実はギターでのみ使われるわけではありません。ほかの楽器につけることもあります。

たとえばピアノ。グランドピアノやアップライトピアノという種類がありますが、この2つはアコースティックピアノです。対になるのは電子ピアノです。

もちろんアコースティックと名前についてなくても、アコースティックなものはたくさんあって、これらはすべてアコースティック楽器と呼びます。

カスタネットやトランペット、リコーダーなどもアコースティックとはわざわざ言いませんが、電気的な機器を用いていないのでアコースティック楽器です。

 

アンプラグドってのもあるよね

詳しい方は、アコースティックと似たような使われ方をしている「アンプラグド」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

アンプラグドは直訳すると「プラグを抜いた」という意味ですが、音楽的には電気を使わない演奏スタイルのことで、意味的にはほとんどアコースティックと同じです。アメリカのMTVが使い始めて商標登録されている言葉なので、一般にはプラグレスと表記されます。

 

(ジョン)

Writer
snacc編集部

投稿一覧

PICK UP

TEXT

「ヒプマイ」にこれからハマるために抑えたい4つのポイ...

TEXT

『今日俺』大ヒットのウラには氣志團、ハイローが影響?...

TEXT

『けもフレ』から『SSSS.GRIDMAN』まで、多...

TEXT

“もう後戻りはしない”新たなスタートに!勇気をもらえ...

TEXT

【箇条書きライブレポ】GANG PARADE、水も飲...

TEXT

【第1弾】このアーティスト名、何て読むの?

TEXT

ろくに学校に通わず、ひたすら音楽だけをやっていたら、...

TEXT

話題のあの曲を作ったのは? 注目の音楽プロデューサー...

TOPへ戻る