「ヒプマイ」にこれからハマるために抑えたい4つのポイント
2019/01/25 コラム
Twitterのトレンドランキングやアニメ系のネットニュースなどでしばしば話題となるグループ「ヒプノシスマイク」。
名前は聞いたことあるけれど、どんなグループなのか分からない人も少なくないはず。
今回は、彼らにこれからハマるために抑えておきたいポイントを4つに分けて紹介します。
プロの声優が本気ラップを披露する
「ヒプノシスマイク」は、男性声優たち12名が集結したラッププロジェクトです。『ドラえもん』のジャイアン役を演じている木村昴や『ハイスコアガール』の主人公、矢口春雄を演じた天﨑滉平、『戦国BASARA』の明智光秀役である速水奨など、さまざまな声質の声優たちが選抜されています。
声優×ラップという組み合わせは、一見とても意外に思えるかもしれません。ところが、2017年9月4日にミュージックビデオ「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」が発表されると、視聴者たちは驚愕。見掛け倒しでない本格的なラップが披露されたからです。
あくまで、声優の演じるキャラクターたちがラップをしているという体裁ですが、ライブでは各声優たちが直接ラップを披露しており、そのスキルが本物であるとすぐに分かります。
2018年7月に発売された「Fling Posse VS 麻天狼」は、オリコンのデジタルアルバムランキングで1位を獲得。その人気は声優ファンだけでなく、多くの音楽ファンに受け入れられたのです。
ラップの優劣で領土争い! 世界から排除された男性たちのマイクバトル
「ヒプノシスマイク」の魅力を知る上で抑えておきたいのが作品の世界観。
公式HPには、プロジェクト全体の世界観を表すストーリーが紹介されています。
物語を簡単に要約すると、女尊男卑な世界の中で、男性たちがラップバトルで熾烈な領土争いを行うというストーリーです。ラップの歌詞やHPなどを確認して、世界観の想像を豊かに膨らませられるのも魅力のひとつと言えるでしょう。
さらにバトルの勝敗、CDを購入した視聴者が特設HPに投票した票数で決まる仕組みとなっており、勝負の行方を視聴者側が選べるという点も話題となっています。
友好か敵対か、複雑に入り組んだラッパーたちの人間ドラマ
声優たちの演じるキャラクターの設定も見逃せません。「ヒプノシスマイク」の世界では、高校生やヤクザ、ファッションデザイナーなど、各キャラクターがそれぞれのディビジョン(区域)で3人ずつのチームを結成しています。
現在、登場しているのは「Buster Bros!!!」「Fling Posse」「MAD TRIGGER CREW」「麻天狼」の4チーム。兄弟や友人、仕事仲間と、チームごとに関係性が異なるのも特徴的で、親密な関係を築いているグループもいれば、ビジネスライクな関係を保っているグループもあります。
さらに、異なるチーム同士でも、友好(敵対)関係が入り組んでおり、人間関係が織りなす複雑なドラマを楽しめます。音源やCDに収録されているドラマトラックを聴くと、人間関係の想像が広がるはず。
好きなチームを応援するもよし、キャラクター同士の関係性を追うのもよし。気がつけば、キャラクターの魅力にどっぷりと浸ってしまうのです。
プロのラッパーからお笑い芸人まで、多彩な有名人たちが作詞・作曲に参加
「ヒプノシスマイク」の楽曲には、現役のラッパーたちが作詞と作曲に協力しており、本格的な楽曲を楽しめるのもポイントです。
例えば、『G anthem of Y-CITY』の作詞は「フリースタイルダンジョン」でおなじみのサイプレス上野、『迷宮壁』という曲の作詞はラップバトルに定評のあるGADOROが手がけていたりと、ヒップホップ好きにはうれしいラッパーたちが選出されています。
ファンであれば、どのラッパーが手がけた楽曲なのかを聞き分けられるかもしれません。
中には、声優の木村昴自らが作詞した『俺が一郎』やお笑いコンビのオリエンタルラジオ・藤森慎吾が作詞した『シャンパンゴールド』などもあり、ちょっと異色な楽曲も楽しめます。
2019年にはスマホのリズムゲームとしてリリースされることが決定し、期待の声はますます高まっています。ストーリーやキャラクター、楽曲と、個々の要素がとことん練られている「ヒプノシスマイク」。そのラップに聴き惚れてしまえば、彼らの活躍から目が離せなくなるはず!
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