話題のあの曲を作ったのは? 注目の音楽プロデューサー5人
2018/11/14 コラム
90年代や00年代は小室哲哉やつんく♂らがヒット曲を連発し、一世を風靡しました。
時代が変わったいまも、名曲の裏には名プロデューサーがいます。
音楽を作る中心となるのは、作詞家や作曲家。
でもサウンドの方向性を決めるのはプロデューサーの仕事です。
気になるあの楽曲をプロデュースしているのは一体誰なのか?
意外と知られていない、音楽的キーマンを紹介していきます。
米津玄師「LOSER」=蔦谷好位置
作詞作曲は米津玄師本人ですが、共同プロデュースとして蔦谷好位置が参加しています。テレビ番組『関ジャム 完全燃SHOW』への出演で彼を知った方が多いかもしれません。
これ以外にもback number、ゆず、木村カエラ、KAT-TUN、関ジャニ∞などに楽曲を提供してきた、売れっ子プロデューサーです。
藤原さくら「また明日」=mabanua
2016年の月9ドラマ「ラブソング」で華々しく女優デビューも飾った藤原さくら。
この曲は話題のアニメ映画『若おかみは小学生!』の主題歌としても注目されています。
プロデュースはmabanua(マバヌア)。
ドラマーとしても腕利きのマルチプレイヤーで、ポップスからヒップホップまで幅広い作品に関わっています。藤原さくらのほかにも、米津玄師、SKY-HI、Awesome City Club、元ももいろクローバーZ有安杏果のソロプロジェクトなどに楽曲提供をしてきた実績アリ。
Maison book girl「レインコートと首の無い鳥」=サクライケンタ
めずらしい曲調や意味深な歌詞が音楽ファンの間で話題になったこの曲、担当したのはサクライケンタ。
実験的/前衛的な曲をポップに届けるのが特徴で、いままでに聴いたことのない斬新な音楽を体験したい人には、特にオススメのプロデューサーだと言えます。
大森靖子などへの楽曲提供もしており、Maison book girlでは作詞作曲だけでなくビジュアルやMVなども含めてトータルでプロデュース。サクライケンタの世界観が色濃く反映されています。
コアな音楽ファンからは「中毒性がある」「独特のテンポにハマる」とすでに評判で、今後さらに話題となる楽曲を発表してくれるハズ。
BiSH「プロミスザスター」=松隈ケンタ
人気アイドルグループのBiSHが『ミュージックステーション』出演時に披露したのがこの楽曲。
プロデューサーは松隈ケンタで、BiSやBiSHの作品を多く手がけるほか、井上苑子、DISH//、Kis-My-Ft2、柴崎コウなどの楽曲にも携わってきました。
かつては自らがギターを務めるロックバンドでメジャーデビューを果たしていることもあり、ギターサウンドが心地よく響く曲が多いのも特徴。
若者はもちろん、80〜90年代に思春期を過ごした世代からも支持されています。
FNCY「AOI夜」=G.RINA
カラオケ風なMVが特徴的なこの曲、手がけたのは日本とイギリスのクォーターであるG.RINA。
作詞作曲はもちろん、DJやボーカリストとしても活躍する多彩なアーティストで、シティポップに影響を受けた音楽を得意としています。これまで土岐麻子、南波志帆、坂本冬美、tofubeatsらの作品に携わってきました。
日本ではまだめずらしい女性プロデューサーですが、クラブやダンスシーンではすでによく知られた存在。今後は違うジャンルのファンにも人気が拡大していくでしょう。
(小池直也)
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