岡崎体育、レキシ……女性アイドルに楽曲提供をするアーティストたち

2018/12/09　コラム

2018年9月にソロアイドルとして再始動した元NMB48・渡辺美優紀。新曲『Milky Land』がハロープロジェクトのプロデューサーであるつんく♂の作詞作曲だったことはファンの間で話題になりました。

復活ライブではこの楽曲を含むいくつかの新曲が披露されましたが、その1つである『りんご麗し実りの季節』を提供したのは、いきものがかりの水野良樹さんでした。

他にも女性アイドルに楽曲提供しているアーティストがいます。この記事でその一部をご紹介します。

岡崎体育 → 私立恵比寿中学

現在でも地元である京都府宇治市に在住し活動しているシンガーソングライター・岡崎体育。2016年4月に公開した「ミュージックビデオあるある」を題材にした『MUSIC VIDEO』は『第20回文化庁メディア芸術祭』エンターテインメント部門新人賞を受賞したことでも話題になりました。

岡崎体育が初めてMVを制作し提供したのが、2016年11月に発売された私立恵比寿中学のベストアルバム『「中辛」〜エビ中のワクワクベスト〜』に収録されている『サドンデス』です。楽曲提供のきっかけは岡崎体育が熱望したことからだとか。

「各公演ごとに楽曲の内容をマイナーチェンジする事ができる画期的なシステムを導入しました。ぜひライブでサドンデスを体感してみてください！」（公式ホームページより）とコメントしています。

レキシ → 私立恵比寿中学

レキシの池田貴史は私立恵比寿中学へ『なないろ』を楽曲提供しています。

2017年2月にメンバーの松野莉奈が急逝。その後、5月に初めてリリースされた4thアルバム『エビクラシー』に収録されている楽曲が『なないろ』です。同年ミュージックステーションでも披露されました。

なないろというタイトルを数字にした際に716（松野の誕生日）となることや、MVの景色がずっと青空（松野のメンバーカラーは青）となることから、ファンの中では松野を想う気持ちを歌ったのではないかとも言われています。

赤い公園 → モーニング娘。’16

2014年の元旦からグループ名に年号をつけることになった、モーニング娘。2016年5月に発売された『泡沫サタデーナイト』は当時のメンバーだった鈴木香音のラストシングルで、ミュージックステーションでも歌唱されました。

作詞作曲を手がけたのは2010年に結成された4人組バンド・赤い公園のギター・津野米咲。自身もハロープロジェクトのファンではあるものの、この楽曲はコンペ形式で採用されたそうです。ラジオ番組では、「モーニング娘。’16を聴いたことのない人にとっての入り口になればいいなと思いました」（Real Soundより）とコメントしていました。

ハロプロ特有のディスコ調のアレンジとダンスナンバーということでハロプロファンは大盛り上がり。またキャッチーな歌詞はハロプロ以外のアイドルファンからも好評な楽曲となっています。

Mrs. GREEN APPLE → 夢みるアドセンス

人気ティーンファッション誌『ピチレモン』のモデルを中心に2012年に結成されたアイドルグループ・夢みるアドセンス。

2017年1月に発売されたシングル『恋のエフェクトMAGIC』を手がけたのは2013年に結成され今注目されている4人組バンド・Mrs. GREEN APPLE（ミセス・グリーン・アップル）のボーカル・大森元貴。大森自身、初めてのアイドルへの提供楽曲であり、思春期の女の子の恋愛模様を描いたポップな楽曲となっています。

またこの楽曲と同時にリリースした『アイドルレース』は3人組ロックバンド・ヤバイTシャツ屋さんのこやまたくやが手がけており、こちらは雰囲気の異なるヘビーなロック調の楽曲となっています。