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ピコ太郎、アニメにも挑戦していた

2017年8月2日から同年9月27日にかけてテレビ東京で放送されたアニメ『ピコ太郎のララバイラーラバイ』

ピコ太郎のアニメ化は、プロデューサーの古坂大魔王がずっとあたためていた企画だったそう。今後は「世界中にこの作品を広め、短編アニメとしてアカデミー賞を狙いたい」という目論みもあったようです。

おとぎ話の世界にピコ太郎が入り込む「新感覚・ベッドタイムストーリー」

アニメは古坂大魔王がピコ太郎に本を読み聞かせ、寝かしつけたところからスタートします。

寝るときも古坂大魔王はメガネを外さず、ピコ太郎もサングラスをかけたままなんですね。そもそも、同じ顔をした男性二人が同じベッドで横になっているという画にもじわじわ来ます。

視聴者はここからおよそ2分半、ピコ太郎が聞かされていた本の中身を追体験していくことになります。

YouTubeで公開中の第1話(Web限定版)では『マッチ売りの少女』の世界に入り込みます。ただし、ピコ太郎流の『マッチ売りの少女』です。ピコ太郎のアドリブによってどんどんカオスに書き換えられていくおとぎ話をご覧ください。

登場人物もすべてピコ太郎が演じています。寒さに耐えかねた少女がマッチを擦ると、炎の中から浮かび上がるのはピコ太郎(幻)です。

「カップラーメンと手羽先」と繰り返す彼に、「どうせだったら何かおいしいもの出てきてよ。何でおいしいものをしゃべってるおじさんなの!?」と思わずツッコミを入れる少女ですが、何度マッチを擦っても現れるのはピコ太郎なのです。ちなみにマッチを擦る音もピコ太郎から発せられます。

全然ララバイじゃないけれど、それがいい

エンディングを飾るのももちろんピコ太郎の楽曲なのですが、静かにララバイを歌い始めたかと思えば、数秒後には「イェーイ!」と絶叫。ララバイのラの字も見当たらないEDMへと変貌します。

Twitterで「いみわかんないww」とつぶやく視聴者に対し、「私もわかってないぴ!」とピコ太郎。

演じている本人でさえ理解し得ないこのシュールすぎる世界観を、古坂大魔王は「説明のできない迷宮」と表現しています。

ひとつ確実に言えることは、視聴者を寝かしつける気はこれっぽっちもないということでしょうか。

『ピコ太郎のララバイラーラバイ』はdTVやあれにてなどで全話配信されているほか、DVDとしても販売されています。ピコ太郎流のおとぎ話が気になる方は、ぜひ楽曲共々チェックしてみてください。

(恒記)

Writer
snacc編集部

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