Suchmos(サチモス)の名前の由来とは?
2018/10/25 コラム
6人組のロックバンド・Suchmos(サチモス)。2013年の結成以降、ジャズやヒップホップ、ソウルミュージックなど、さまざまなジャンルを取り入れた楽曲を発表しています。
2018年には『VOLT-AGE』が、FIFAワールドカップNHK中継のテーマ曲に採用され、大きな話題となりました。
そんなSuchmosのバンド名の由来を紹介します。
名前の由来は、とあるジャズミュージシャンの愛称から
Suchmosという名前は、ジャズミュージシャンのルイ・アームストロングの愛称「サッチモ(Satchmo)」が由来です。
ルイ・アームストロングは、1920年代~1960年代にアメリカで活躍したジャズトランペット奏者・歌手で、20世紀を代表する音楽家の1人といわれています。
スキャットという歌唱法の第一人者としても有名で、『バラ色の人生』や『この素晴らしき世界 (What a Wonderful World)』といった曲は、彼を知らなくてもどこかで耳にしたことがあるという人も多いでしょう。
愛称の「サッチモ」は、「satchel mouth(がま口)」、「Such a mouth!(なんて口だ!)」などの言葉が元になったと言われています。
言葉の響きが良かったから
Suchmosがルイ・アームストロングの愛称を名前に使ったのは、結成当時使用していたリハーサルスタジオで、彼のライブ映像を見たのがきっかけだそう。
過去のインタビューでは、
「当時使っていたリハーサルスタジオでロビーにモニターがあって、ルイ・アームストロングのライブ映像が流れていたんです。ベースのHSUが大学時代にジャズを学んでいたので、「ルイ・アームストロングって“サッチモ”って言うんだよ」って言ってて。響きがいいよねって事で、Suchmosってつけた名前なんですよ。スキャットのパイオニアだから俺らも音楽的なパイオニアになれたらいいねって意味もあります。」
(引用:【interview前半】suchmosが語る、デビューアルバム『the-bay』-BELONG Media)
と語っています。
2016年4月7日、J-WAVEの番組『THE KINGS PLACE』にナビゲーターとして出演した際には、この『Suchmos』という名前が、「サッチモス」という間違った呼び方をされることが多いとも語っていて、「サチモス」の「チ」を強調するか「モ」を強調するかで、メンバー同士の意見が対立したこともあったとのこと。
バンド名の由来の説明は、キャリアを重ねるごとに変わっていったりもしますが、現状メンバーから説明されていることはこんな感じです。
snaccでは今後もバンドやアーティストの名前の由来についての解説記事を準備中なので、定期的にチェックしてみてください。
(堀田隆大)
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