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DA PUMP『U.S.A.』は原曲があった!

ミュージックビデオが公開されるやいなや、ネットを中心に爆発的に認知が広まったDA PUMPの『U.S.A.』

そこはかとなくハロプロの香りがするという歌詞のインパクトや、「ダサかっこいい」と話題のダンスもさることながら、どこか懐かしい曲調も強烈な印象を残します。

ただ、「今の時代によくこんな曲を作ったな」というのは、実は少し違います。あえて今の時代を選んでリリースしたこと自体は確かにすばらしいセンスですが、あまり知られていないものの、この曲はゼロから作られたものではなくカバー曲なのです。

 

『U.S.A』には原曲があった

『U.S.A』は、1992年に発表されたJoe Yellow(ジョー・イエロー)というミュージシャンによる同名のユーロビート楽曲のカバーなのです。

ちなみに「だけれど僕らは地球人」の「地球人」のところ、原曲では「cheek to cheek」で、絶妙に空耳で「地球人」に聴こえます。狙ったのでしょうか……? その点もぜひチェックしてみてください!

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DA PUMPバージョンよりさらに一昔前の風合いを強く感じる原曲ですが、この感じがまさにユーロビートというジャンルらしさ。でも具体的にどんなジャンルかというと、うまく答えられないのではないでしょうか。

ユーロビートとは? 簡単に言うと…

ユーロビートとは、シンセサイザーをメインにしたテンポの速いダンスミュージックのこと。特に、4分の4拍子と呼ばれる「タンタンタンタン、タンタンタンタン」と一定のリズムを繰り返す曲が非常に多いのが特徴です。

最近のいわゆるEDMと呼ばれるような楽曲が低音を強調したものが多いのに対し、ユーロビートは高音のシンセサウンドがメロディアスに動き回る賑やかな楽曲が大半を占めます。

元々は80年代前半のイギリスで生まれた「ハイエナジー」というクラブ音楽のジャンルが原型と言われていますが、90年代の後半の日本でパラパラの定番曲として定着してからは日本で独自に発展を遂げました。あの小室哲哉も、キャリアの絶頂期にはユーロビートの影響を強く感じる楽曲を数多くリリースしています。

そして、編集部が意見を伺ったハロヲタの皆さんによると、歌詞の世界観が似ていると指摘されたつんく♂もまた、ユーロビート調の楽曲を数多く世に送り出しているとのこと!

今回はその中でも特に色濃くユーロビートを感じさせる「スマイレージ」の3曲をご紹介して記事を締めくくりたいと思います。聴いてみると、『U.S.A.』との共通点がより鮮明に浮かび上がってくるかもしれません。

『有頂天LOVE』

『ねぇ 先輩』

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『大人の途中』

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平石 ゲル
Writer
平石 ゲル

ライター。音楽・ファッション・エンタメ系メディアに寄稿。

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