『関ジャム』ミスチルの1stシングル『君がいた夏』に隠された「発明」を盟友・寺岡呼人が語る
2018/11/04 ニュース
8月26日に放送された『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)に、JUN SKY WALKER(S)のベーシストでMr.Childrenやゆず、湘南乃風などのプロデューサーとしても知られる音楽プロデューサーの寺岡呼人が出演。
Mr.Childrenの1stシングル曲『君がいた夏』の魅力について語る一幕があった。
「夏の終わりソングベスト10」が放送
この日放送されたのは、「心にしみる夏の終わりソングベスト10!」と題した企画。寺岡、作詞家で歌詞プロデューサーのいしわたり淳治の両名が、夏の終わりを題材とした名曲たちについて解説した。
盟友・寺岡呼人が語る『君がいた夏』
ランキングで7位に登場した『君がいた夏』は92年8月に発売された、Mr.Childrenにとって初となるシングル。当時は無名だったこともあり、代表曲として知られる『名もなき詩』や『Tomorrow never knows』、『シーソーゲーム~勇敢な恋の歌〜』などには知名度で劣るが、ファンの間では人気の高い一曲だ。
そんな本曲について、寺岡はVTR中で……
「切なさを感じるコード進行に、ハワイアンを感じるスライドギターの音色を加えて、夏の終わり感を演出している」
と、専門的な知識をわかりやすく解説。
他の誰かがやると「ミスチルっぽい」と言われちゃう発明も?
トークパートでは、この曲の特徴であるスライドギターと単音で奏でられるアナログシンセサイザーの音色について「発明」と語る一幕も。
まずスライドギターについて、寺岡は……
「スライドギターのイントロ、ミディアムテンポ、このコードでミスチルっぽいってなっちゃう」
「今誰かがこれをやるとミスチルっぽいって言われるくらい」
とコメント。Mr.Childrenの色が出た「発明」だと手放しで賞賛した。
また寺岡によると、バックに流れている単音のアナログシンセについても、「ミスチルっぽいな」と感じるサウンドのひとつであり、「アイデンティティになってる」と分析。
Mr.Childrenや、本曲でプロデュースを担当した小林武史の腕前に舌を巻いていた。
ファンも賞賛
このわかりやすい寺岡の解説に、ツイッター上でも……
・関ジャムは毎回勉強になるなー。Mr.Childrenが寺岡さんに取り上げられていたのが嬉しかった
・たしかにミスチルっぽいって感じる。最初にやったんだから発明だよな
・ミスチル/君がいた夏、松任谷由実/Hello My friend と馴染みのある名曲がランクインしてて、尚且つこの2曲と井上陽水についての解説も面白くてもう関ジャムのプロデューサーさんだいすき…
・こうやって解説を聞いた後に改めて曲を聴くとこの曲のアレンジやはり凄いな!
など、賞賛の声がいくつも確認できた。
ランキングはこちら
なお、この日紹介されたランキングは以下のようになっている。気になる曲があれば、ぜひ探してみよう。
『20代~50代に聞いた夏の終わりソングベスト10』
10位 山下達郎『さよなら夏の日』
9位 フジファブリック『若者のすべて』
8位 松任谷由実『Hello,my friend』
7位 Mr.Children『君がいた夏』
6位 Whiteberry『夏祭り』
5位 井上陽水&安全地帯『夏の終わりのハーモニー』
4位 ケツメイシ『夏の思い出』
3位 ZONE『secret base~君がくれたもの~』
2位 森山直太朗『夏の終わり』
1位 井上陽水『少年時代』