「コンサート」と「ライブ」ってなにが違うの?
2018/11/25 コラム
アーティストがライブパフォーマンスを披露するイベントのことを、「コンサート」または「ライブ」と表現されているのを見かけることがあると思います。
それぞれ呼び分けられている場面は見るものの、どんな違いがあるのかは知らない……という方は多いかもしれません。
そもそも「コンサート」と「ライブ」に違いはあるのか、あるとしたらどんなポイントなのか、この記事ではそれぞれの言葉の解説と違いについて紐解きます。
コンサートとは?
「コンサート(concert)」とは、音楽を演奏するイベントや演奏会のことです。実はその演奏が生でなくても、コンサートと呼ぶことができます。
バンドなどによる生演奏はもちろん、質の良いオーディオ装置が一般家庭になかった時代に人を集めてレコードを聴かせる「レコードコンサート」や、生演奏のコンサートを撮影したフィルムを上映する「フィルムコンサート」といった、生演奏でないものもコンサートと呼ばれていたのです。
ライブとは?
「ライブ(live)」という言葉には、実はコンサートや演奏会の意味はありません。「ライブコンサート(生演奏)」を短く「ライブ」と呼ぶ人が多くなり、それ単体で使われるようになった言葉です。
つまり、海外で日本と同じように「ライブ」という言葉を使っても、相手に理解してもらえない確率が高いでしょう。
コンサートとライブの呼び方を変えるときの定義は?
結論、日本では呼び方の使い分けに厳密な定義はありません。アーティスト側の好みで呼び方を変えたり、 聴き手のイメージで表現が変わることが一般的となります。
たとえば「クラシックのライブに行ってくる」というよりも「クラシックのコンサートに行ってくる」と言う方が多くの人のイメージに近いのではないでしょうか。
(天神 よしあき)
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