「365」をタイトルに冠する楽曲たちに込められた想い
2018/11/27 コラム
毎日、一年中、ずっと…いろんな意味を込めて、「365」という言葉をタイトルをつけるアーティストたち。たとえばそれは恋人と過ごす毎日だったり、日々を生き抜くことだったり、同じ「365」でもさまざまな思いが込められています。
今回は「365」をタイトルに冠した、さまざまなアーティストの楽曲たちをご紹介します。
Mr.Children『365日』
2019年に結成30周年を迎えるロックバンド・Mr.Children。『365日』は2010年12月にリリースされた16枚目のアルバム『SENSE』に収録されており、NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモなどのCMにも起用されました。
大切な人を思う気持ちを歌ったこの楽曲は、シングルカットされていないにも関わらずMr.Childrenを代表する楽曲の1つになっています。この楽曲の制作秘話について、ボーカル・桜井和寿が過去のインタビューで以下のように語っています。
“ クリスマスにMr.Childrenのドームツアーの追加公演を行うのはどうかという話があって。それで、命の尊さや、相手を思いやる気持ちの大切さといった、ラブチェックの根底にある思いを込めた曲を、観に来てくれる人たちに伝えたいと思って作ったのが「365日」なんです。”(引用:エコレゾウェブ)
AKB48『365日の紙飛行機』
AKB48が2015年12月に発売された『365日の紙飛行機』は同年上半期のNHK連続テレビ小説『あさが来た』の主題歌にも起用されました。
2016年の日本レコード大賞・優秀作品賞も受賞したこの曲。力強い歌詞とフォークソングのような曲調に、AKB48の楽曲だと気づかなかった方もいたのではないでしょうか。2018年11月にはX JAPANのToshiによるカバー楽曲も発売されました。
作詞した秋元康は以下のように語っています。
“ドラマの内容を聞き、女性の生き方への制限が多かった時代に『時代』を言い訳にせず、冒険し続けたヒロインの『屈託のない生き方』に興味を持ち、ふと『紙飛行機』という言葉を思い浮かべた。”(オリコンニュースより)
この楽曲でAKB48の楽曲としては初めてセンターを務めたNMB48・山本彩はソロとしても活動しており、ライブでは山本の弾き語りバージョンでこの楽曲が披露されることもあります。
HY『366日』
メンバー全員が沖縄県うるま市出身で2000年より活動するバンド・HY(エイチワイ)。
2008年4月にリリースした5枚目アルバム『HeartY』に収録されているのが『366日』です。365日より1日多い理由は、作詞作曲を担当した仲宗根泉は「“1年中思っても、まだ足りない”っていう気持ちを込めて『366日』というタイトルを付けた」(過去のインタビューより)と語っており、好きな人の気持ちを歌った恋愛ソングとなっています。
俳優・溝端淳平や南沢奈央らをキャストに迎えドラマ・映画化された『赤い糸』の主題歌にも起用されました。
2012年にはシンガーソングライター・清水翔太もフィーチャリングに仲宗根泉を迎えカバーしており、HYとまた違った雰囲気の楽曲に仕上がってます。
Soner Pocket『365日のラブストーリー。』
手がけてきた数多くのラブソングが常に話題を集め人気となっている、Sonar Pocket(ソナーポケット)。2005年に結成された3人組の男性グループです。
ソナーポケットの代表曲のひとつ『365日のラブストーリー。』。恋人と365日毎日一緒にいたい、そんなストレートな思いがまっすぐ伝わってくる歌詞で、ファンはもちろん、恋をするたくさんの人から支持されている楽曲です。ウエディングソングとしても人気となっています。
絢香『365』
2006年にデビューしたシンガーソングライターの絢香。一時は病気療養のため活動を休止しながらも、多くの人に元気を与える楽曲を発表し続けています。
高橋手帳のブランドコンセプトからインスピレーションを受け書き下ろされたという、「手帳は高橋 イメージソング」の『365』。2018年11月、約3年半ぶりに発表されたアルバム『30 y/o』に収録されています。
“365日の中にはハッピーな日ばかりではなく、悩んだり辛いことがある日もたくさんあります。でも、だからこそ「なんて幸せなんだ」と思える瞬間も訪れる。そういう積み重ねで未来はできていくんだって改めて感じながら書いた曲です。”(絢香「本当に大きな決断でした」2年間の活動休止・復帰後の葛藤・出産…これまでの歌手活動&30歳の節目に想うこととは<モデルプレスインタビュー>より)
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